少しずつ暖かい日が増えてきました。
梅が終わり、桜の開花が始まります。
卒業式、入学式の季節でもあります。
沖縄の離島に暮らす妹の息子、いわゆる私の甥っ子が
今年、小学校を卒業し、中学校に入学します。
といっても沖縄の離島だけあって、
小学校のメンバーが隣の中学校に
そのまま引越しするようなものなんですが。
過疎化・少子化など社会問題ものぞかせていますが、
それは置いておいて、今回は学習ツールのお話です。
その甥っ子が私に質問してきました。
「ねぇ、天声人語を書き写すと良いことがあるの?」
あまりに唐突過ぎて
「えっ?なんのこと?」
よくよく聞くと、父親から、
「中学生になったら、ただ写すだけでいいから、
朝日新聞の『天声人語』を毎日書き写すように。」
と言われているらしいのです。
さすが、田舎の子。
素直な(単なる伯母バカ?)その甥っ子は、
父親の言いつけを守ろうとは思うけど
どんな良いことがあるのかくらいは知りたいようです。
私は
「天声人語は限られた文字数のなかに、時事ネタも取り入れられ、
記者の個性もだしつつ読者に訴えたいことが書かれていて、
起承転結もきちんとあるの。
だから書き写すだけでも相当意味があると思うよ。」
と、頭の整理がつかないうちに答えてしまいました。
まだ幼いその甥っ子は、もちろん「???」
慌てて言い直しました。
「いや、今のトレンドもありぃの、ストーリー性もありぃの・・・」
ただ今どきの言い方に変えただけで、甥っ子は、さらに「???」
ついに、甥っ子はどんな良いことがあるのか理解できないまま・・・反省です。
みなさんはご存知ですか?
「天声人語」を書き写すツールがあることを。
最近、テレビでもとりあげられているとか。
ただ書き写すだけなので単なるノートでもよさそうなものですが、
なんとなく、専用だと楽しそうですね。
いろんなツールができているんだなぁ。と、感心しきりですが、
一方、甥っ子への説明からみてとれる
私の悲しいまでのボキャブラリーの乏しさ・・・。
本当に「天声人語」の書き写しが必要なのは、
中学生になる甥っ子ではなく、私なのかもしれません・・(涙)
「天声人語書き写しノート」をこっそり買って、
可愛い甥っ子とともに私も頑張ってみようかな。
なんだか楽しくなってきました(笑)