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目線と回路

 

自分の想いを相手に話しているけど、思うように伝わらない。
って、いうことありませんか。

メンタルな気持ちを伝えるときと同じように、
我々のような専門的な話を、専門家でない方に説明するときは
「伝える」ことの難しさを感じます。

だって、「伝える」ことは「話す」ことと違って、
相手に言葉が届いて初めて「伝えた」と言えるのですから。

よく「伝える」ためには『目線』を合わせることが大切だと聞きますよね。

要は、専門的な話を、
いくら専門用語をつかって正確に説明したところで
専門家でない人たちは理解をしないばかりか、話を聞く気にすらならない。

だから、100%正確でなくても、
判断を間違わない程度に、話を噛み砕き、
聞いている人たちが理解できる説明のほうが有益だということ。

ある方は、『目線を合わせる』の具体的な表現として、
『小学3年生でも分かる』ように噛み砕くことが必要だと言います。

余談になりますが、
なぜ、小学1年生でなく3年生かというと・・。

ある程度、日常会話に困らない程度に使える言葉を覚えるのが
低学年から中学年にあがる頃からだからかな。
と、私は勝手に解釈しています(笑)

話を戻しますと・・。

私は、この仕事で、
いろんな業種いろんな経験をしてこられた顧問先の方々に
専門的な話をしていて、
「目線を合わせる。本当にそれだけなのかなぁ。」
と、いつも思うのです。

だって、同じ小学3年生の子供たちにも個性があります。
考え方も理解の方法も異なります。

例えば、数人の小学3年生の子供たちに
同じプラモデルを造るようにものを与えたとします。

その子供たちは、みんな同じ方法で造り上げるのでしょうか。

答えはNo!です。

まず、説明書を読み、1番から順番にきちんと造り上げる子もいれば、
とりあえず、箱に描かれている絵を眺めて
出来上がった姿(イメージ)を思い描いて部品をさわる子。
あるいは、それぞれの部品をパーツごとに分類・整理をして始める子。

同じものを造り上げるにも、人によってその方法が違うのです。
であれば、話を聞いて理解するのにもその『思考回路』によって異なるはずです。

文章で理解する
図形(イメージ)で理解する
理解する順番も、小から大、大から小、順番どおり、グループごとに分ける・・。

理解しやすい内容や順番にも個性・・いわゆる『思考回路』が異なるのです。

もちろん、言葉の噛み砕きや話し方、スピードも大切ですが、
「伝えたい」相手の思考回路を考慮に入れれば、
「伝えたい」相手への伝わり方もグッと変わるのではないでしょうか。

段々、へりくつを言っているようにも聞こえてきましたが、
そんなことを考えながら、
少しでもお客様に役立つ情報をお伝えしたい、興味をもって頂きたい。
と、我々は、日々試行錯誤しております!!

 

 

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