私は大学時代、お酒が飲めませんでした。
サークルなどで飲み会はよくありましたが、お酒が飲めない私にとっては、
なかなかつらく、しだいに飲み会から遠ざかるように。
しかし、社会人になるとお酒の付き合いなどもあるので、そうも言ってられません。
どうにか苦手なお酒を克服しなければと考えていました。
そこで私は、お酒について勉強すれば、少しは興味がわくかもしれないと思い
バーで働くことに。
いざ働きだしたものの、
オープニングスタッフでなかなかお客様が入らなかったことと
夕方6時から朝6時までの12時間労働だったということもあり、
かなり時間をもてあますことに。
そこで、その時間を利用してバーに置いてあった分厚い世界名酒辞典で
ウィスキー、ワイン、焼酎などの製法から、産地までじっくり勉強し、
時間があると、バーテンダーからカクテルの作り方など教えていただきました。
就職するまでのアルバイトということもあり、働く期間は短かったのですが、
私にとって有意義なアルバイト生活を送ることができました。
お酒を飲むことは相変わらず苦手でしたが、
「この店にはどんなお酒があるのかな」と、気になるようになり
お酒に興味をもつようになりました。
もともと賑やかな場が好きなこともあり、
今ではお酒が飲めなくてもお酒の場が大好きです。
「好きなことだから努力できる」といいますが、
私は逆に「努力するから、好きになる」ということもあると思います。