先日、あるお客様のところに決算の報告に行ってきました。
創業数十年を迎えるその会社の事務所は、築年数が古いビルの中にあります。
近年、経営が厳しい企業は多く、その企業が属している業界自体も衰退しています。
それにもかかわらず、この会社の業績は好調で、
その決算の経営成績、財政状態ともにすばらしい内容でした。
聞くところによると、今期もまだ始まったばかりですが、
前期を大幅に上回る業績とのことでした。
しかし、この会社にも苦しい時期があり、
20年ほど前はライバル企業が多く、経営が厳しく、
資金繰りのためによく銀行回りをしていたそうです。
その状態の中で、海外中探し回って商品を見つけ出し、
幅広い品揃えで取引先の要望にこたえることに力を入れたそうです。
これにより取引先の信頼を獲得し、現在では取引先にも強い発言力があるそうです。
この会社のすごいところは、
このような好調な業績の中でも決して油断することなく、
どこよりも早く商品に関する最新情報を入手し、取引先へ提案し続けています。
会長は「当社がそこを怠ると、すぐにつぶれる」と強い危機感すらお持ちでした。
本当に強い会社は、好調なときでも
贅沢もせず、常に緊張感をもち、努力を怠らない。
私たちも顧問先にさらに貢献できるように、
より努力し続けていきます。