こんにちは!
インストラクターの仲野です。
先日、電車に乗っていたときの話。
座席に座っていた男性が、妊婦の方に席を譲られていました。
妊婦と言っても、まだお腹もあまり目立たなく、その方がカバンに付けていた
キーホルダーが「マタニティーキーホルダー」だったので分かったくらいです。
付近の席には若い男性や年配の女性、学生などが座っていたのですが、
おそらく、ほとんどの人は、そのキーホルダーに気付かず、あるいは
気付いていても、その意味することが分からなかったのではないでしょうか。
かく言う私も、数年前、妻が妊娠するまでは、そんなキーホルダーの存在さえ
知りませんでした。
もしその頃に今回のような場面に出くわしたとしても、おそらく気付かずに
座ったままだったでしょう。
自分自身または身近な人がその立場に立ったから、視点が変わり、
今まで見えなかったものが見えるようになったのだと思います。
先日、初期指導で訪問した会社の社長もこんなことをおっしゃっていました。
その社長はつい最近まで他の会社で勤めていて、新たに会社を設立された方ですが、
「サラリーマンのときには、名前くらいしか知らなかった手続きや、
見たこともなかった書類が、会社を設立してからは毎月のように出てきて・・・」と。
会社員から経営者になられたことで、今までとは違う立場に立たれたこと、
これもまた「視点が変わる」ということなのだと思います。
「視点を変える」ことができれば、今まで見えなかったことも見えるようになる。
立場を変えることは難しいですが、いろんな事柄に興味を持つだけでも、
見えるものは増えるのではないでしょうか。
そのことを意識しながら、もっともっと見えるものを増やしていきたい!と思います