こんにちは!
インストラクターの仲野です。
私たちはとても多くの、しかもさまざまな業種のお客様にお会いします。
業務内容は、税務や経営、経理といった会社の根幹に関わることですので、
お話させていただくお客様は会社の経営者、またはそれに近い方であることが多いです。
私たちインストラクターは、その方達へ
正しい経営判断をしていただくため、そして、そこで働く方たちの給与計算をするための
経理や給与ソフトの操作方法などのご説明をすることがメインの業務です。
しかし、ずっとソフトの操作方法の話ばかりしている訳ではありません。
経理や給与の初期指導というと、どうしてもカタイ印象で、
難しいというイメージをお持ちのお客様が多いので、
少しでも和やかになるように、指導を始める前や休憩中などは
なるべくソフトとは関係のない話をさせていただくよう心がけています。
そういうとき、世間話もあれば、お客様の仕事のこと、会社のこと、
業界のことなど、さまざまな内容のことを伺えることも多くあります。
これは、先日、あるお客様からうかがった話。
指導の合間の会話で、そのお客様が会社を設立し、社長という立場で、
今後どんなことをしたいのか、をお聞かせくださいました。
その社長はこれまで個人で建設関係の事業をされてきた方なのですが、
事業規模の拡大を機に、数ヶ月前、新たに会社を設立された方です。
社長は「自分が会社を設立するまでに、この仕事で一人前になれたのは、
多くの先輩たちが自分にいろいろなことを教えてくれたから。
これからは仕事を通して、後輩たちにたくさんのことを教え、育てていきたい」と。
これまで自分を育ててくれたことへの恩返しに、今度は自分が人を育てていきたい
という思い、社長の仕事への情熱にとても感動しました。
初期指導をさせていただくことが私たちの仕事ではありますが、
その中で多くのとても貴重なお話や、経営者の方の思いを直接聞けること、
そして何より、このような社長に直接お会いできることがとても幸せなことだと思います。