4月から生命保険料が値上がりする?
生命保険は万が一のときのために加入し備えておくものですが、
副次的効果として、法人では生命保険を活用し決算の見通しや納税予測の際など
キャッシュフロー対策、税金の繰延効果等を検討することもよくあります。
その生命保険について
先日、日経新聞に『金融庁が「標準利率」を12年ぶりに下げる』
という記事がでていました。
そしてこれに対する各生命保険会社の対応が、最近よく掲載されています。
まず「標準利率」とは
生保会社が契約者にあらかじめ約束する運用利回り(予定利率)の基準となり、
生命保険会社はこの標準利率を元に、将来の保険金の支払いに備えて
資金を積み立てて準備しています。
将来の運用利回りが下がると、積立金のその減少分を補わなければならず、
その手段として保険料の値上げを実施するのが一般的です。
このため4月以降に新規で加入する多くの生命保険が値上がりするようです。
生命保険会社は低迷する国内市場のシェアを伸ばすため
一部の商品の保険料を据え置いたり、逆に値下げするなど報道もありますが、
長期の個人年金や逓増定期保険などは値上げするようです。
まったく同じ内容でも保険料が上がったり、
解約時の返戻率が下がったりすると損した気分になるなぁ。
と、思う一方、
大手の生命保険会社は利益確保も大切だけど、
ライフネット生命保険などインターネット専門の生保も伸びてきていて
さらに海外の安い保険会社が本格的に参入してきたら
日本の大手生命保険会社はイチコロだなぁ。
と、現在持つ保険の行く末を心配してしまいます。
とにかくは、現在、生命保険加入を検討されている方は、
4月からの保険料に注意し早めの検討を!!