昔の時代の家電三品目といえば、
三種の神器こと白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫ですが、
この頃からか家電製品なくしては私たちの生活は
考えられなくなってきたのではないでしょうか。
だからこそ原発の事故で電源の確保がいまだ不透明なことが、
これだけ問題になるのだと思います。
一時は計画停電等もいわれていましたが、
これから電力はどうなっていくんでしょうか。
それはさておき家電製品に使われているものといえば、
やはりモーターです。たまに夜に冷蔵庫がブーンとなっていることがあると思います。
これはモーターの稼働音ですね。この音を小さくする研究なんかもあるくらいです。
電気を力にかえることを電動機といい、力を電気に変えることを発電機といいますが、
力を電気に変換するのか、電気を力に変換するのか順番を逆にしただけですね。
電動機にしても発電機にしても電気と力の連結をするのがモーターなので、
家電製品の活躍はモーターの稼働なくしてはありえません。
そんな中、遂に世界最高効率のモーターを日立が開発したようです。
世界最高レベルのエネルギー効率96%を実現した産業用モーターは、
レアアースを使っていないためコストが抑制でき、消費電力も抑制できます。
加工が難しいアモルファス金属の制御に成功したらしく、
コストを抑えながらも発電効率が高いという優れものです。
産業用モーターの効率が1%改善されれば
原発1基分の電力量を、削減できるといわれています。
どちらかというといかに原子力に変わる代替発電を
生むのかということがクローズアップされがちですが、
こういう形で原発を減らすことも可能な開発なのだなと、
社会的にも意義のあることだと思いました。
とても期待できる技術ですね。