こんにちは!
インストラクターの仲野です。
毎年この時期になると、日本年金機構から厚生年金の保険料率変更の
お知らせが届きます。
変更といっても、減る方ではなく、平成29年まで毎年0.354%ずつ
引き上げられることが平成16年の法律改正により定められています。
厚生年金保険は健康保険(政府管掌の場合)と違って、
都道府県によって料率が異なるということはなく、全国一律です。
たとえば、一般の被保険者の場合だと、
平成26年9月分(10月末納付期限分)からは、
これまでの17.120%から17.474%の料率アップとなります。
ゆたかグループで導入させていただいている給与計算ソフトでは、
今回のような保険料率の変更などがあった場合、新たな保険料率に変更するための
更新プログラムが届くよう、サポートされています。
そして、新たな保険料率に切り替える時期が来たら、
新料率のプログラムへ切り替える警告メッセージが表示されるようになっています。
しかし、正しい保険料率で給与計算をしていただくために、
お客様に給与計算をするときは常に、
「給与計算ソフトが、いつの保険料率プログラムを利用しているか」
を意識いただき、ご確認いただくよう、ご指導させていただいております。
また、今回のように新しい保険料率が適用される月の給与を計算される時は、
「お客様の会社はいつ支給の給与から新料率で計算するのか」
がポイントとなりますので、特にご注意ください!
保険料率プログラムの確認とともに、念には念を入れて、
「新しい保険料率で計算されているか」給与計算後の再確認が大切です。
私たちインストラクターは単なる操作のご指導だけではなく、
指導後もお客様がご自身で、正しい給与計算ができるようになっていただけるような
ご指導をいつも心がけています。