今年に入ってから、エボラ出血熱という恐ろしい感染症が西アフリカで猛威を振るっています。
感染者の血液、体液等に接触することで感染し、
感染した場合の致死率は50~90%と非常に高く、
治療においても確実に効果が認められる治療薬は未だ開発中であり、
効果や副作用が不明な未承認のワクチンの使用を
検討せざるを得ない状況にあるそうです。
そんな恐ろしい病であるため、
感染者が多いギニア、リベリアといった国の人々は
感染を避けるため握手なんかも敬遠されているようです。
向こうの人はハグで挨拶する習慣があるみたいですから、
仕方がないとはいえ寂しいものがあるんじゃないでしょうか?
ここ日本では幸いにしてエボラ出血熱の流行の危険は
非常に低いといわれていますが、
その代わりというのも変ですがデング熱という感染症が流行しました。
蚊を媒体とするデング熱は、当初代々木公園に生息していた
ウイルスを持った蚊に刺されたのが原因ではないかと言われていましたが、
感染された方の中には代々木公園に訪れたことのない方もおられるようで、
大阪でも高槻市に在住の方が発症されました。
感染症は地域が違うからと安心はできません。
デング熱はエボラ出血熱ほど重い症状が出るわけではなく、
また蚊を媒介とするためヒトからヒトへと感染することはなく、
発熱、頭痛、筋肉痛といった風邪に似た症状で治まる感染症だそうです。
とはいえどんな病でもこじらせてしまえば大事に至るかもしれません。
どんな仕事も体が資本。流行病のニュースなんてみていると
病気をしていないことの有難みを痛感します。
これからは肌寒い季節が訪れますが、元気に仕事に励みたいものですね。