とあるテレビ番組で漬物のおすすめランキングを紹介しており
1位は秋田名産の「いぶりがっこ」。
燻した大根を漬けたもので、番組でも大絶賛でした。
秋田は冬の間日光に恵まれないので、日干しができません。
そこで、昔の家には必ずあった囲炉裏の上に大根を干していたところ、
薪から出る香ばしい煙で燻されて、スモーク大根に。
漬物にしたら美味しかった!まさに「偶然の産物」が堂々の1位でした。
よくよく考えると世の中には「偶然」から産まれたもので溢れています。
発酵食品から世紀の大発明まで。
記憶に新しいのは昨年の青色LED。
「20世紀中にはできない」といわれていた青色LEDが実現したのは、
研究中にちょっとしたトラブル、偶然があったからだそうです。
受賞者の1人天野さんがこの件についてテレビのインタビューで
「棚からぼた餅ですね」とのインタビュアーのコメントに対し
「落ちてきた時に、棚の下にいないとぼた餅は手に入りません」
とお話になっていたのが印象的でした。
偶然もたらされた出来事かもしれませんが、やらなければ何も起こらない。
物事に真摯に取り組んできた人々に訪れた必然なのかもしれませんね。
私も見習って日々アンテナを張り、チャレンジ精神をもって
「ぼた餅」を拾えるよう業務に励みたいと思います。
ちなみに漬物に目がない私は、心斎橋にあるアンテナショップまで
「いぶりがっこ」を買いに出かけたのは言うまでもありません。