今年は5月に入って、近畿地方に台風が2つもやってきましたね。
大阪は特に台風が上陸しにくいようで、上陸頻度は10年に一度ぐらいだそうです。
その理由として、台風は温かい海の上を通ることでエネルギーを蓄えます。
近畿地方の近くでいうと温かい海=黒潮
その黒潮が四国付近でグっと進路を曲げることから、台風も四国付近で同じように
進路を変えていくそうです。
また、六甲山、生駒山、金剛山、紀伊山地などの山に囲まれていることも
その理由の一つだと言われています。
私自身、北海道の友人に聞くまで知らなったのですが
北海道には台風も梅雨も来ないらしいですね。(100%ではないようですが)
そんな台風上陸が少ない大阪生まれの能天気な私は
雨の日に車や家の中で昼寝をするという密かな楽しみがあります。
車の中だと雨が天井の鉄板に落ちる音、
家の中だと窓を少し開けてシトシトと降る雨の音を聞いていると
すごく癒されてすぐに眠たくなってしまいます。
ご存知の方も多いかと思いますが、
こういう雨のシトシト音やロウソクの炎、そよ風、木漏れ日や小川のせせらぎ、
そして夜空の星のまたたきなど、自然界の多くにみられる
「1/f(えふぶんのいち)ゆらぎ」という「ゆらぎ」が
人に安らぎを与えると言われています。
電車の揺れなんかも「1/fゆらぎ」。
あの「ガタン、ゴトン」というリズムが眠気を誘いますよね。
他には万葉集や百人一首の歌のほとんどが1/fのリズムを持っているそうです。
私は工学系出身で、学生時代に
「1/fゆらぎ」が掃除機の騒音解決のために応用されている
なんてことも学んだような記憶があります。
雨の日は、傘を持たねばなりませんし、足元も濡れて外出など億劫ですが
ほんのひと時、「ゆらぎ」を感じながら癒されてみてはいかがでしょうか?