先日、仕事終わりの帰宅途中にスーパーに立ち寄ったのですが、
お酒の販売コーナーで足が止まり、妙な違和感を覚えました。
値段が高くなった??
記憶を辿ると、
酒税法等の改正を思い出しました。
今日は、最近あった酒税法等の改正について簡単にご説明します。
今回の改正の趣旨は、「酒類の販売価格について適正な価格で販売
して下さいね」というもの。
以前は、小売店が酒類販売メーカーから受けるリベート(奨励金等)
があったことにより、メーカーから購入した価額とリベートを相殺
することにより、仕入値(原価)を安くすることが可能でした。
これにより、販売価格を安くすることができていたのですが、
今回の改正により、この原価を考える上でリベートを考慮しては
いけないという基準が設けられたため、原価を下げることができなく
なったということです。
原価が上がれば、販売価格が高くなるのは必須ですよね。
これは、そのほかの業種にも言えることです。
販売価格は、その商品(物やサービスなど)に要した費用(仕入値や
人件費など)に利益を上乗せして決定するのが一般的です。
これからの季節に需要のピークを迎える酒類ですが、
懐事情としっかり相談し、お酒を楽しみたいと思います。
今回の詳細は国税庁HPに記載があります。
興味のある方はご参考にしてみてください。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/koseitorihiki/tokusyu201604/index.htm