国税庁は7月1日から収入印紙について、
新たな偽造防止加工を施したデザインに一新することを公表しました。
現行の収入印紙は25年前から流通していたそうですが、
収入印紙の偽造が後を絶たず偽造防止の技術が時代後れになっていることから、
デザインの変更等を行うことで偽造印紙の流通を食い止める考えのようです。
デザイン改正は現行の31券種のうち19種類
具体的にみると、
●200円券については、
「パールインキ」で見る角度でパール色の光沢模様が現れる技術と
「イメージリプル」で特殊レンズを重ねると【200】の文字が現れる技術
●300円から600円の4券種には、
「メタメリックインキ」で専用シートを重ねると、模様が消える技術
●1,000円以上の14券種については、
「メタリックビュー」で見る角度を変えると複数の模様が現れる技術
となっているようです。
また、31種類すべての券種に「特殊発光インキ」で可視領域では無色ですが、
紫外線ランプの照射で発光するインキ及びマイクロ文字で
着色繊維及び透かし入用紙を使用しているそうです。
特殊技術がふんだんに盛り込まれたデザインになっていますね。
なお、改正前の収入印紙については、
改正後の収入印紙の適用開始後も引き続き使用できるそうです。
新デザインにご興味のある方は、国税庁のホームページをご覧ください。
http://www.nta.go.jp/information/release/pdf/inshi_kaisei.pdf