7月1日から、レジ袋の有料化が始まりました。
地球が抱える資源・廃棄物制約、海洋プラスチックごみ問題等の課題対策のため、
レジ袋が本当に必要かを考え、ライフスタイルを見直すきっかけとすることを
目的としているようです。
対象となる事業者は、プラスチック製買物袋を扱う小売業を営む全ての事業者で、
対象となる袋は、購入した商品を持ち運ぶために用いる、
持ち手のついたプラスチック製買物袋です。
一方、下記の様に繰り返し使用出来たり、海洋で分解されたりして、
ごみ問題の対策に寄与する袋は、対象外(無料でも可)となるようです。
①プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上のもの
②海洋生分解性プラスチックの配合率が100%のもの
③バイオマス素材の配合率が25%以上のもの
袋の価格については、事業者が自由に決められ、
コンビニやスーパーなど、各社によって金額はバラバラです。
今まで無料だったものにお金を払うことには抵抗がありますね。
私も小さく折りたためるマイバッグを買い、持ち歩くようにしました。
ところで、経理処理については、少し複雑になります。
レジ袋自体は、飲食料品には該当しないので、消費税率は10%となります。
飲食料品を販売する際に有料レジ袋も一緒に販売した場合、
飲食料品は軽減税率(8%)の対象となるのに対し、
レジ袋には標準税率(10%)が課されるため、両者の税率区分が必要となります。
これは購入する側も同様で、経理上、商品とレジ袋を区分して
計上する必要がありますので、ご注意ください。
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