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有能の境界 ~大阪市 本町の税理士通信~

 

最近、新型コロナウイルスの事もあり、自宅で過ごす時間が多くなったので

本を読むことを習慣にしようと思い立ち、5~6冊まとめて購入しました。

 

タイトルだけを見て購入した為、中身が面白いものかどうか読むまで不安でしたが

個人的に興味深いと思う本に出会えたので、その一部をご紹介させて下さい。

 

【引用元:奥野一成(2020)『ビジネスエリートになるための教養としての投資』ダイヤモンド社】

皆様は“有能の境界”というものをご存知でしょうか。

簡単にご説明すると、まず縦方向の上下矢印と横方向の左右矢印を書きます。

次に、その中で左上が自分の過去の出来事、右上が自分の将来の出来事、

左下が他人/自分以外の過去の出来事、右下が他人/自分以外の将来の出来事と分類します。

有能の境界とは、私たちの身の回りの出来事は、全てこの4つの象限に分類できるという考え方をいいます。

 

例えば、芸能人のゴシップなどは左下の象限(他人/自分以外の過去の出来事)に該当します。

他にも、明日の天気など誰の力でも変えられないものは右下の象限(他人/自分以外の将来の出来事)に、

昨日仕事で上手くいかなかったことは左上の象限(自分の過去の出来事)に該当します。

 

過去を振り返って今後に生かすこともできますが、ただ後悔だけをしているのであれば、

この考え方を利用して、左上の象限(自分の過去の出来事)に分類し、

自分ではどうしようもない事として切り捨てることで無駄な事を考える必要がなくなります。

思考がすっきりしない時に自身の周りの事を4つの象限にあてはめると、

今の自分の力が及ぶ事なのか(右上・自分の将来の出来事)、自分ではどうしようもないことなのか(左記以外)

がはっきり分かれるので、今後自分がやるべきことを明確化しやすいです。

 

やるべきことが見いだせない、というときはぜひ“有能の境界”の考え方を意識してみて下さい。

何か新しいものが見えるかもしれません。

 

 

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