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「税務調査に強い税理士事務所の見分け方」について ~大阪市本町の税理士通信~

こんにちは!

みなさんは突然やってくる税務調査に不安はありませんか?
不安はもちろん、税務調査になったときには負担やストレスもかかります。

そんな税務調査ですが、じつは税理士によって調査の負担やストレスのほか
調査の結果も大きく変わってきます。

税務調査に不安があり、これから税理士を探す方は、税務調査に強い税理士
(会計)事務所を探すのも1つの手です。

そこで、今回は税務調査に強い税理士事務所の見分け方の1つをお教えします。


見分け方は、ズバリ税理士事務所に税務職員の「10年職歴」があるかどうか
です!

なぜ、税務職員の「10年職歴」があると税務調査に強い税理士事務所なのか
この後詳しく解説します。

この記事の目次は次のとおりです。


目次
1 税務職員の「10年職歴」とは

2 「10年職歴」が税務調査にとって重要である理由

3 「10年職歴」からわかる具体的な情報

 ①役職
 ②専門分野
 ③経験(レベル) 
4 まとめ


1 税務職員の「10年職歴」とは

税務や会計に携わる方は聞いたことがあるかもしれません。

税務職員の「10年職歴」とは、株式会社税経から出版されているもので
税務職員の10年間の職歴がわかるものです。

税務調査に来る調査官が、いつ・どこで・どのような仕事を、どれぐらい
してきたか書かれています。

税務職員の仕事は税務調査だけでなく、内部事務の仕事もあれば、総務や
行政の仕事もあります。「10年職歴」を初めて読む人は、こんな部署や仕事
もあるのか!?と驚く方も多いと思います。

この「10年職歴」と同様の情報が掲載されているものとして、税務研究会の
会員制度の会員になると利用できる「税務職員録データベース」があります。

「税務職員録データベース」は、web上で職歴の情報がわかり、調査官の
氏名から検索もできるため、かなり有用なサービスです。


2 「10年職歴」が税務調査にとって重要である理由

調査官がいつ・どこで・どのような仕事を、どれぐらいしてきたか、
という職歴がわかると、税務調査のときに調査官へどのように対応すべきか
変わってきます。もちろん税務調査の事前準備も変わってきます。

そのため、税務調査の前には「10年職歴」を確認することが重要になって
きます。

「10年職歴」に書かれている情報をもう少し具体的にすると、

「職員Aさんは、4年前は〇〇税務署の法人課税部門の国税調査官で、3年前
から1年前までは国税局資料調査課の国税調査官で、現在は△△税務署の
法人課税部門の上席国税調査官」と書いてあります。

この職歴から得られる情報はかなり多いです。次の項目で職歴からわかる
具体的な情報を解説します。


3 「10年職歴」からわかる具体的な情報

調査官の職歴からわかる情報として①役職②専門分野③経験(レベル)が
あります。

①の役職については、先ほども見たように「統括国税調査官」、「上席国税
調査官」「国税調査官」などの役職がわかります。統括国税調査官であれば
調査官よりも権限を持っていることがわかります。

調査官には国税組織内での決裁権限がありませんので、税務調査での
グレーゾーンの判断(決定)ができません。基本的には統括国税調査官が
判断するからです。
このことを知っているだけで、税務調査の不安が少し軽くなるはずです。

②の専門分野については、法人税・源泉所得税・資産税など、調査官の
専門分野がわかります。税務職員は毎年7月の定期異動により、部署や
部門の異動があります。
だいたい3年か4年で異動することが多いです。

異動内容によっては、専門分野が変わることもあります。人事交流として
2年間専門分野外へ異動することもよくあります。10年の職歴から調査官
が現在、専門分野の部署にいるのか、あるいは専門分野外の部署にいるのか
わかります。

専門分野外の部署の場合は当然ですが、知識や経験が他の調査官よりも
少ないです。このことも知っているだけで、税務調査の不安が軽くなる
はずです。

③の経験(レベル)については、①役職と②専門分野の情報と併せて
チェックすることで、調査官の調査経験やレベルがわかります。

国税局の査察部や資料調査課など調査官が歴任している部署から
難しい調査の経験のほか、国際課税など特定の分野の専門知識を
持っているかわかります。

つまり、税務調査で調査官がどの部分を重点的にチェックするか
どのような調査展開を図るか予想できます。


4 まとめ

ここまで読んでもらった方は、税務調査において、税務職員の
「10年職歴」が重要な情報になることがお分かりになったと思います。

そして、この「10年職歴」を持っている、または「税務職員録データ
ベース」を利用しているかどうかが、税務調査に強い税理士事務所を
見分けるポイントです。

調査官の職歴を確認することで、決裁権限の有無、いま専門分野にいるか
経験(レベル)などの情報がわかり、税務調査の不安が軽くなります。

税務調査で調査官がどの部分を重点的にチェックするか、どのような
調査展開を図るか、事前にわかっていれば余裕をもって対応できます。
もちろん、調査の負担やストレスも少なくなります。

税務調査に強い税理士によって、税務調査の対応が変わり、調査の結果
も大きく変わってきます。

これから税理士を探す方や、既に顧問税理士の先生がいる方も「10年職歴」
があるか、税理士の先生に聞いてみてもいいかもしれませんね。


最後に、私たち「ゆたか税理士法人」には、税務調査士の資格がある税理士
や元国税調査官の税理士がいます。

私たちは、お客様の税務調査件数ゼロを目指しています。
税務調査となった場合でも、法律に基づき徹底的にお客様を守ります。

税務調査件数ゼロに対する想い、私たちが税務調査に強い理由、税務調査
などに対する取組など詳しい情報はhttps://www.yutaka-group.com/
に掲載していますので、ぜひご覧ください。

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詳しい情報を知りたい方や、相談をご希望の方は、無料相談も承ります
ので、ゆたか税理士法人までお問い合わせください!


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