こんにちは!
監査担当、インストラクター、求人担当の仲野です。
みなさんはデジタルトランスフォーメーション(以下DX)
という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
経済産業省が先日改訂した「デジタルガバナンス・コード2.0」によると、
DXの定義は次のとおりとする。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル
技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、
ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、
企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」とあります。
DXについて何となく聞いたことがあっても、
「IT化のことではないのか」、「AIやIoTを導入することではないのか」
といった印象を持つ方もいるかもしれません。
その印象は完全な間違いではありません。
しかし、DXにはIT化、AIやIoTの導入など、デジタル技術の活用にとどまらず、
その先の製品やサービス、ビジネスモデルの変革が求められています。
つまりDXとは、「デジタル化による変革」と解することができます。
具体例として、税理士事務所に関係する業務でいうと
1番分かりやすいのは、おそらく経理処理でしょう。
これまでの経理処理は紙資料などからの手作業でしたが、
金融機関などのデータを直接取得する方法など、
自動入力によるものに、すでにシフトしつつあります。(※)
(※)現時点では自動入力の精度が不十分なため、ゆたかグループでは
経理品質の観点から、すべてのお客様にお勧めできるものではなく検証段階の技術です。
自動入力の精度が高まれば、いずれは経理処理が自動化され、
これまで処理にかかっていた時間は別のことができる時間に生まれ変わります。
それによって将来、これまでの業務、さらには仕事を失うケースもあるかも
しれませんが、じつはそれもDXによる変革の1つとされています。
そして、生まれ変わった時間の活用ですが、ゆたかグループの場合ですと、
お客様自らが自社の経営戦略の決定、資金繰りや業務の改善に取り組むための
支援やアドバイスをする、といった、より価値のあるサービスを提供する時間
にしたいと考えております。
経理処理のほか、ゆたかグループではペーパーレス、
電話や業務システムのクラウド化など、すでにDXの準備を進めている
分野が複数あり、確実に将来に向かって進捗、そして変革しています。
ゆたかグループでは、お客様に役立つ支援やアドバイスが、
これまで以上に提供できるよう、IT化だけにとどまらないDXを目指して、
日々取り組んでいます。
税務調査・事業継承・家族信託・財務支援・業務改善なら、税務会計のプロ
大阪市中央区のゆたか税理士法人まで