みなさん、
カタールで開催されているFIFAワールドカップ2022での日本代表の活躍を
ご覧になられたでしょうか。
日本とカタールの時差は6時間あり、日本代表の試合が日本時間の早朝や深夜で
あったこともあり、寝不足の方も多いのではないでしょうか。
今年の4月にワールドカップのグループリーグの組み合わせ抽選会が行われ、
日本代表はスペイン、ドイツらとともにE組に入りました。
サッカーでスペイン、ドイツと言えば、ワールドカップでの優勝経験もある
強豪国で、これらの国々が混在するいわゆる「死の組」に入った日本代表は、
下馬評ではグループリーグ突破が極めて厳しい状況にあるとされていました。
そのような状況の中で開幕したワールドカップ日本代表の初戦は、ワールド
カップで4回の優勝経験のあるドイツとの対戦。
前半にPKから失点して重苦しい空気の中で前半を0-1で折り返しましたが、
後半にはメンバー交代を含めたシステム変更が功を奏し2得点をあげ、見事に
2-1で逆転勝利しました。
2戦目のコスタリカ戦は惜しくも0-1で敗れましたが、3戦目のスペイン戦は
2-1で勝利し、グループリーグを1位で突破し、決勝トーナメント進出を
決めました。
決勝トーナメントではPK戦の末、クロアチアに敗れ、目標としていたベスト8
進出を果たすことはできませんでしたが、今大会での日本代表の活躍振りは、
日本に多くの夢と希望を与えてくれました。
グループリーグの突破が厳しい状況にあるとされていた日本代表が、グループ
リーグを1位で突破できた要因はたくさんあるかと思いますが、それらのうち、
私は以下の要因に注目しました。
(1)新しい景色を見る(ベスト8進出)という明確な目標を示した
サッカー日本代表の今回のカタール大会は、4年前のロシアでの前回大会の
決勝トーナメントでベルギーに逆転で惜敗したところから始まっていました。
ベスト8進出という新しい景色を見るという目標を掲げ、協会、監督・コーチ、
選手、スタッフがその明確な目標に向かって4年間のすべてを注ぎました。
(2)目標を達成するために何をすべきかを考え、実行した
自己分析を行い、相手の研究をして、世界の舞台で勝つために、何をすべきかを
考え、それを実行してきました。
アジア予選での厳しい戦い、本戦でのグループリーグでの戦いを乗り越えながら
常に考え、実行に移し、それをまた検証し、次に活かしてきました。
(3)チーム一丸となった結束力
今大会の日本代表選手26人のうち、初選出は19人。半数以上の選手が
ワールドカップの経験がない中、監督が選手を鼓舞し、ベテラン選手が
若手選手を支え、控えや途中交代した選手が出場メンバーをサポートしている
シーンをよく見かけました。
チームの信頼関係が結束力になり、チーム一丸となって目標を追い求めた
結果が大きな感動につながったのではないでしょうか。
このような日本代表の活躍を見ながら、これは企業経営においても同じことが言える
のではないかと感じました。
企業のトップが方針や目標を明確に定め、企業全体がその目標に向かって何をすべきかを
考え、実行する。
実行した結果、また新たな課題に直面することになり、さらに考えて次の行動に移す。
まさにPDCAサイクルです。
日本代表チームがワールドカップの舞台で「企業経営の手本」を示してくれました。
感動の余韻が冷めないうちに、強い会社を目指して実践していきましょう!
世界の舞台で活躍できる企業を目指して・・・。
税務調査・事業継承・家族信託・財務支援・業務改善なら、税務会計のプロ
大阪市中央区のゆたか税理士法人まで